2009年07月21日

いよいよ衆院解散、総選挙。果たして政権交代はあるのか【総括】

いよいよ今日、麻生太郎首相が衆議院を解散し、やっとこ総選挙になります。

去年11月末にやってなきゃいけない選挙を、よくもまあ、ここまで引っ張ったものです。
気が付くと、9月10日の任期満了まであとわずか。
「麻生おろし」の状況によっては、日本国憲法施行後、2度目の「満了」となるところでした。

引っ張りに引っ張った選挙ですが、自民党を取り巻く環境は劣悪さを増すばかり。
まあ、民主党にもほこりが出まくってるわけですが、ひとまず、よりマシな方を選べる機会がようやくやってきました。

さあ、8月30日。日本は生まれ変わるのか。要注目です。



もそも「郵政解散」だったよな…

現在、衆院の2/3超を自民党・公明党連合軍で締めています。
なんでこんなことになったか。

4年前の選挙は、小泉純一郎の「郵政民営やりますか? いやですか?」をほぼ唯一の争点とした「郵政選挙」でした。解散の原因は、郵政民営化法の参院否決です。

あのときはなぜか「民営化の方がOK」という世論が大勢を占め、とんでもない自民圧勝につながったんです。

当時のオイラは郵政民営化に反対し、「民主党に政権交代すべきだ」といってました。
郵便局の民営化によるメリットはない。せいぜい、見なし公務員がいなくなるだけ。デメリットばかりだというのがオイラの考えでしたが、民営化で田舎の郵便局が閉鎖されたり、定額給付金などの自治体や国の通信業務について「有料」になったため、無駄な支出が増えた、というデメリットが目に見えた結果として表れています。

そいや、オイラの身近では郵便局会社と窓口会社という2つに分かれての「営業競争」もありました。「年賀状を買うときは郵便局じゃなく、オレから買ってくれ。あっちは窓口会社でこっちと別会社なんだ」という外回りの営業さんも珍しくなかったと思います。同じ郵便局でなぜ? きわめて不毛な営業競争だと思うんですが…。

小泉の「郵政」で得た大量議席を、郵政民営化法のみならず、この4年間の政権維持のために使ってきたのが現自民党政権です。

オイラ、4年前のエントリ「衆院選、どえらい結果になりました。いいのか、ホントに。」でも以下のように書いています。


おいしいずくめの「3分の2クオリティー」。4年後まで解散はしないでしょうねぇ。


と。

思いっきり予言的中だし(爆)



分の2クオリティーのその果てに

上記エントリでも書きましたが、衆院の3分の2の議席を持っているということは、法案を参院で否決されても「再可決」して成立することが可能です。自民党と公明党が合意している法律なら、何でも通し放題。

もっとも恐れたのは「共謀罪」の新設でしたが、何とかかろうじて衆院での採決は免れました。

まあ、基本的に衆院の「再可決」は伝家の宝刀であり、郵政選挙前でこの優越権を使ったのはたった一度、1951年(昭和26年)のモーターボート競争法案のみでした。

ところが、この郵政選挙後、安部、福田、麻生の3政権では伝家の宝刀抜きまくりです。

2008年(平成20年)1月11日 補給支援特別措置法案
2008年(平成20年)5月12日 道路整備費財源特例法改正案
2008年(平成20年)12月12日 補給支援特別措置法改正案
2009年(平成21年)3月3日 第二次補正予算財源法案
2009年(平成21年)6月19日 海賊行為対策法案、租税特別措置法改正、年金改正法案

計7本。ご都合主義にもほどがあります。

まあ、そもそも、選挙をやらずに首相が3度も交代するってどうよ、とも思うのですが、ようやく「選挙」をへて日本の首相を選ぶ機会がやってきたわけで。

この4年、ずいぶんと景気も悪くなり、ワーキングプアや派遣労働者、その他諸々の問題が飛び出したけど、政府は何にも変わりませんでした。

アメリカじゃないけど、ぼちぼち「チェンジ!」でいいんじゃないでしょうか。


律案の死屍累々…

この解散により、現在国会で審議中の法案はすべて、廃案になります。その中には大事な法案もいろいろあるということで、各新聞が報じています。東京新聞のサイトより記事を一本紹介しますと…




『命より政局』怒りやまず 衆院解散 廃案の山
2009年7月19日 朝刊

 二十一日の衆院解散で、審議中の多くの法案が廃案になる。労働者派遣、肝炎患者支援、障害者虐待防止…。衆院選をにらんで激化した与野党の駆け引
きに、重要法案の審議が翻弄(ほんろう)された面は否めない。成立を心待ちにしていた労働者や病気の患者らからは「選挙優先の手柄争い。国民を軽んじてい
る」と怒りの声が上がっている。 (橋本誠)

 ネットカフェ難民や違法派遣問題を受け、政府は昨年十一月、三十日以内の短期派遣労働を禁止した労働者派遣法改正案を国会に提出。だが、半年余りの間、国会の委員会は野党案を待つ形で審議入りしなかった。
 一方、民主、社民、国民新の三党は「政府案は抜本解決にならない」と強く批判。大量の「派遣切り」を生んだ製造業派遣の禁止などを盛り込んだ改正案を先月下旬に共同提案した。だが、もはや与野党とも総選挙ムード一色で、結局一度も審議されなかった。
 「不安定な働き方や派遣切りを禁止してほしいので、野党案の廃案は残念」と日雇い派遣労働者の男性(37)。野党案の提出が遅れたのは、仕事のある時だけ派遣会社が労働者と契約を結ぶ「登録型派遣」の原則禁止に、民主党内に慎重論が多かったことが大きい。
 日雇い派遣労働者の藤野雅己さん(40)は「労働者派遣法が悪いと国民が認識している今こそ、法改正のチャンスだが、選挙後に民主党が心変わりしないか心配」と言う。
 B型・C型の肝炎ウイルス感染者三百五十万人(推定)を支援するため、二〇〇七年秋に与野党双方が相次ぎ提案した二つの法案もたなざらしの末、廃

案となる。法案は医療費を助成する民主党の肝炎対策緊急措置法案と、医療機関の整備などを進める自民・公明の肝炎対策基本法案。一本化を目指して審議され
てきたが、解散が取りざたされるようになった昨年から、選挙向けの駆け引きや手柄意識が先行し、修正協議は事実上ストップした。

 法案成立を待ち望んでいた薬害肝炎訴訟全国原告団の山口美智子代表(53)は「肝炎対策は命の問題。少しでも早く成立させてほしかった」と唇をかむ。
 「党派を超えて取り組むという政治家の言葉を信じたが、手柄取りが透けて見えた。私たちにとっては与党も野党もない。国会議員としてしっかりやっていただきたかった」



この記事では触れてませんが、北朝鮮への牽制の意味合いを強く込めた「北朝鮮特定貨物検査特別措置法」案や、国家公務員の天下り禁止を含めた「国家公務員法」改正案、「自立阻害」といわれた現行法を変える「障害者自立支援法」改正案などなど、いろんなものが廃案になりました。

一部自民党議員らが画策した「児童買春・児童ポルノ禁止法」改正案も廃案に。これは、児童ポルノの単純所持を禁止する内容で、「ポルノ」の規定として幼児の上半身の裸も入っているため、オイラは子どもの大事な思いでの写真を破棄しなければならない状況でした。何せ、宮沢りえの写真集「サンタ・フェ」やジャニーズJr.のビデオもダメなんて話が出てたほどですし。
おまけに、児童ポルノの範疇に「イラスト」まで含めたことで、ヘタすると、これがアウトですよ。

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児童ポルノを防止する目的は、あくまで児童が「わいせつ行為の被写体」「わいせつ行為そのもの」の被害者になることを阻止することのはず。
イラストは撮影という段階を踏まないため、そうした被害者を生みません。閲覧者の妄想は生みますが、それだけ。

「そうしたものがあることで、妄想を膨らませた加害者が幼児を襲う」といいますが、何ら立証されてません。もしそうなら、レイプものや痴漢ものなど、合意の上での性行為を題材としたAVも全面禁止すべきですし、もっと深刻な「殺人」などの犯罪を扱うドラマなどもアウトにしないとおかしな話です。

審理の過程で自民党議員は「1年以内に怪しいものはすべて破棄せよ」と言ってのけましたが、あんた、何様のつもりよと。


とまあ、必要な法案も、つぶれてほしい法案もすべてパア。


もうすぐ、衆議院解散そのものが行われますが、議員さんたちがその瞬間に万歳するのはなぜでしょうね。自分がクビになったのに。

その姿は…



\(^o^)/オワタ





のAAに通じるものがあるように思えます(爆)


折りたたみで廃案になる法律案の表をまとめてみました。興味のある方はどうぞ( ̄ー ̄)ニヤリ


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 今回、廃案になる法律案一覧
posted by こめろんぐ at 10:45 | Comment(3) | TrackBack(0) | ニュースに一言! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月20日

ウチのばあちゃん

1000エントリ目でもかきましたが、先日、ウチの父方のばあちゃんが亡くなりました。
94歳。死因は立派な老衰です。いや、ガンだったらしいんですが、ぜんぜんその症状はなかったとか。

今年春から「今夜が山だ」を何度も繰り返し、「うわー、まじかー」という気分を何度も乗り越えてきたので、亡くなったと聞いたときもあまりショックはありませんでした。むしろ「静かに逝った」と聞いてホッとしたほどです。

老人性痴呆を発症し、ここ10年は施設暮らしでした。5年前にあったとき、ばあちゃんはオイラのことを「どこかの優しいおじさん」と思ったらしく、なぜか、ウチの息子を「自分の子供」と勘違いして、妙にかわいがるんです。毎週、顔を見せていたオヤジ(実の息子)ですら、「よく来る親切なおじさん」と思っていたようです。

施設では「センセイ」と呼ばれていたそうです。つーか、名前で呼んでも反応せず、「センセイ」としか呼ばせなかったとか。実はばあちゃん、元女医だったんです。

といっても、オイラが幼稚園に通っている頃、すでに現役を退いていたので、ばあちゃん=医師というイメージはありません。オイラにとっては「優しいおばあちゃん」でしかありませんでした。

北陸地方出身で、じいちゃんと同郷。戦前に医師免許を取り、東京で内科・産婦人科の医院を開業したそうです。そのころ、結婚してオヤジも生まれてたはずなんですが、その辺がよく分かりません。東京大空襲で焼け出され、北陸地方に戻って診療所の勤務医となります。

医師として40年間活躍し、その両の手で何人の命を救ったんでしょうか。ちょっとみてみたかったです。

で、どうやら文才もあったらしく、オイラが生まれる前年に短編随筆集も自費出版。出版記念パーティーの写真には後に首相となる若き政治家とのツーショットもあり、ちょっと驚き。

当時のばあちゃんは超高収入で、医者としても「偉いさん」だったらしく、デパートの外商部に「ばあちゃん担当」がいるほどのセレブだったようです。まあ、政治家もくるわな。

ところがじいちゃんが定年退職後、彫刻家として身を立てることになったため、医者をスパッとやめ、主婦に納まりました。

オイラの物心付いた頃がこのころです。ただ、優しいばあちゃん。でもちょっと厳しい。金離れはよく、いろんなものを買ってもらったなー(爆)

じいちゃん、ばあちゃん大好きなオイラは、年に2度の家族での帰省のほか、ちょくちょく一人で遊びに行ってました。京都から鈍行を乗り継いでえっこらよっこらと。孫が顔を見せると大喜びするんですよね。その笑顔がみたくて、通ったようなものです。「長生きしーや。絶対、曾孫の顔、見したる!」何度も豪語しました(爆)

やがてオイラは成人し、京都を離れて北国へ。そのころに、ばあちゃんが痴呆症を発症しました。
最初はじいちゃんが介護をしてたんですが、とても体が持たず、それどころか、じいちゃんもガンを発症。どえらいことになりました。

オヤジとおふくろの「介護通勤」が始まりました。

オイラはなんにも手伝えない中、北国で結婚し、息子を連れて数年ぶりにじいちゃん、ばあちゃんのところに顔を出しました。
ばあちゃんはなんとか、オイラのことを覚えていました。オイラはガキの頃の約束を果たせました。

その後、まもなくばあちゃんは施設に入りました。とても、自宅で暮らすことなどできない状況になってたんです。じいちゃんも入退院を繰り返しましたが、退院した合間を見て作品づくりにも取り組んでました。

晩年のじいちゃんはよけいな延命を望まず、入院中も「飯がまずい」と文句を言い、点滴の針を「こんなもん、いらん!」と引き抜き、自らの人生を自らの意志のまままっとうし、静かに逝きました。91歳でした。

オイラは知らなかったんですが、ばあちゃんがまだ元気だった頃、じいちゃんの主婦に納まることに、やや抵抗があったようです。オヤジには「私はこの人より3年長生きしてやる」と言ってたとか。

施設に入ってからの呼び名は「センセイ」。人格者として入所者や職員からたいそう慕われていたそうです。オイラの知るばあちゃんは、彫刻家で仏師のじいちゃんを支える「縁の下の力持ち」だったけど、やっぱり、医者でいたかったんだろうな。てか、最後の10年は医者に戻ったんだろうな。気持ちだけ。

葬式のとき、じいちゃんが、ばあちゃんの書や文、写真、履歴、功績をまとめた本を自費出版していたことを初めて知りました。じいちゃんが自分の命のある間に、ばあちゃんの生きた証を残そうとしたんでしょうね。なぜ、そんなことを思い立ったのか。じいちゃんの真意を聞こうにも、とっくにあの世に逝ってました(^_^; オヤジは「多分、じいちゃんなりの贖罪なんじゃないか」っていってたけど、多分そうなんだろうなぁ。

じいちゃんがまとめた「ばあちゃん伝」の本の最後は、ウチの息子=曾孫をだっこする写真で飾られていました。かつて、オイラに向けられていた笑顔を、息子に向けてました。

お棺のなかで眠っているばあちゃんの顔は、ズバリその表情でした。オヤジに「いい化粧してもらったな」というと、「何も死に化粧してないんだ」といいます。ちょっと信じられませんでいた。10年前にタイムスリップしたかのような、肌つやや血色なんですから。


葬儀を終え、火葬場で荼毘に付されました。お骨はめちゃくちゃ原形を保っており、「さぞかし健康に気を配っておいでだったのでしょう」と職員。骨を拾う際、あまりに堅くて入れるのが大変でした。オイラは、かつて多くの人の命を救い、いっぱいオイラをだっこしてくれた腕の骨を拾い、骨壺に収めました。


ばあちゃん、あの世ではきっと、現役ばりばりの女医さんとしてならしているのかな。
今のオイラの不摂生ぶりを見たら、きっと怒るんだろうな(^_^;

ばあちゃん、ごめん(爆)


それにしても、ばあちゃんもじいちゃんもかっこよすぎ。一生かなわないです。ハイ。


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posted by こめろんぐ at 14:15 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記なのか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

1000エントリ達成&5LAP目突入!

気がつけば2週間以上放置してました(^_^;

いやぁ、仕事が忙しかったのと、身内に不幸があったのと(父方の祖母、94歳の大往生)でばたばたしてて、コメント返しもままなりませんでした(^_^;

TRTメンバーさんをはじめとする巡回先のブログも、手元のケータイによるROMばっかりです(^_^;

で、遅ればせながらですが、当エントリがこのブログの1000エントリ目となりました!

2005年6月にスタートし、足かけ4年1カ月での1000エントリ達成です。
2ちゃんねるだと、スレッド終了ですが(^_^;、ブログは終わらないつもりです(;^_^A
ペース的に早いのか遅いのかはよく分からないんですが(^_^; ここ1年のペースは明らかに鈍りました…。今後もぼちぼち、マイペースで進めていきますので、よろしくお付き合いください(m´・ω・`)m

で、今後の予定ですが…

傍聴記>数本、ネタを仕込んでいます。ぼちぼち書いていきます。
F1>琢磨とFIA次第です(爆)
ラリージャパン>今年はないので、来年は見に行きたい!
読書感想文>おもしろい本があれば…
豪州旅>そろそろ続きを書きますが、写真はやや減るかも(^_^; スキャナがないんですよ…
ニュースその他>随時、脊髄反射します(爆)

また、「アクセス解析」は今後、エントリを書きません。
めんどくさい、というわけではないんですが、「おもしろみ」がないものですから(^_^;あしからずご了承ください。

次のエントリは、個人的な話なんですが…ばあちゃんの話でも書いてみます。

結構、ばあちゃんっ子だったんですよ。オイラ。なんか、レクイエムじゃないけど、ちょっと何かを残してみたくて(*´Д`)

ではでは。

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posted by こめろんぐ at 01:58 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記なのか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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