よく、エコの活動の象徴として「リサイクルしましょう」と言われますね。
ビン、空き缶、ペットボトル、紙。果てはプラスチックや生ゴミまで。
「捨てればゴミ。リサイクルすれば資源」
確かにその通りだと思います。この言葉にはウソはありません。
しかしですよ。あくまで資源なんですよ。「資源」。
資源っていうのはそのまま使えるシロモノじゃないですよね。
原油、鉄鉱石、ボーキサイト…、そういうのが「資源」です。
資源は多大なエネルギーをつぎ込んで、製品に変えてやらないと使えないんです。
しかも、ペットボトルはリサイクルしても、ペットボトルに作り直すことはできません。フリースの服は作れますけどね。ペットボトルは必要なわけですから、新しい石油から、ペットボトルは作られ続けます。
フリースの服は他の素材でも代替ができます。しかし、ペットボトルは代替できません。結局、ペットボトルのリサイクルは片道切符であって「サイクル」が成立していないんです。
空き缶の鉄、アルミはどうでしょうか。こちらは理論上、もう一度「缶」を作ることは可能です。しかし、そのためには膨大なコストをかけて不純物を取っ払わないと、缶に加工できるだけの「いい鉄」「いいアルミ」はできません。鉄鉱石から作った鉄の方がコストが安く、エネルギーロスも少なく缶を作れます。こちらのリサイクルも「片道切符」です。
もっと言えば、牛乳パックや雑誌はもう一度雑誌や牛乳パックにはできません。ほとんどがトイレットペーパーか新聞紙です。牛乳パックは新品のパルプから作るしかありません。ガラス製品も色というy問題があり、同じモノを再生するのは困難です。まあ、紙やガラスの場合はまだ、エネルギーロスが少ないので、効率よく再利用しているといえますが…。
ほとんどのリサイクルは、多大なコストとエネルギーを必要とする上、「片道切符」です。それでいいんですか?
「製品」をリサイクルして、比較的低エネルギーで同じ製品を作ることができる、という完全なリサイクルが可能な製品もあります。これが意外なものなんですよ。なんだと思います?
実は、ポリエチレンのレジ袋なんですよ。
そう。リサイクル業界から「資源の無駄遣いの象徴」と思われているレジ袋は、中身を洗うだけで「レジ袋の高品質な素材」として再利用ができます。地元紙の記事で知ったのですが、中部地方のスーパー「ユニー」ではレジ袋を自主回収しており、それがレジ袋工場に持ち込まれて、もう一度レジ袋の材料になってるんです。スーパーのレジ袋が一度家庭に行き、それがスーパーに戻されて、工場に戻り、レジ袋になって帰ってくる。これがホントのリサイクルでしょ。
この、もっとも効率のいいリサイクルが可能な製品・レジ袋が、一番悪者扱いされているのですから、リサイクル運動を推進している輩は、バカとしか言いようがありません。
燃料電池車やハイブリッド車がエコだといっているのは大嘘だ、と以前のエントリ「本当にそのクルマはエコロジー? エコカーのウソとは。」でも書きました。ハイブリッド車について補足しておきますと…。
ハイブリッド車に使われるニッケル水素バッテリーや鉛蓄電池(リチウムイオンバッテリーも近く搭載されるようですが)が劣化が早い、と書きましたが、以前のエントリでは「廃棄に伴う環境負荷」を理由としました。
それだけではありません。
劣化したニッケル水素バッテリーなどをリサイクルするには、合金をもう一度溶かしてバラバラの素材にし、再度合金として作り直すしかありません。そのエネルギーロスたるやひどいものですよ。そこまでで節約できたガソリンの分の燃料と同じか、より多くの燃料(あるいは電気エネルギー)を消費しないとできないんですから。
ハイブリッド車には、原発がエコでないのと同じ、「隠れたエネルギーの無駄」が潜んでいるんです。
とにかく、リサイクルには無駄が多すぎるし、一部を除いて「サイクル」が成立しません。(サイクルが成立するモノはエコの対象とせず)
リサイクル事業は「エコ」ではない、とオイラは断言します。
じゃあ、エコを効率よくやることはできないのか。
ありますよ。
「リユース」。あるいは「リターナブル」という言葉を知ってるでしょ。それこそ、エコです。
文字通り「もう一度使う」ことがリユースなんです。
もっとも身近なリユースは、「ビールビン」。あるいは「コピーのトナーカートリッジ」「ビールの業務用樽」「業務用ガスボンベ」などなど、さまざまなリユースが行われています。
ビールのビンは、洗って返せば、そこにもう一度ビールを入れて売られます。エネルギーロスはありません。昔はコーラやファンタ、リボンオレンジなど、清涼飲料水でも「ビン」がありました。あ、そう言えば「ラムネ」なんていうのは、フタまでリユースでしたね。ビー玉の(爆)
ビンはリユースするモノでなく、リサイクルに回るモノもあります。あれは、もう一度溶かして整形し、新品のビンに作り直しています。手間もエネルギーも何もかも無駄が多い。「洗ってラベルを貼り直すだけ」のリユースに比べ、どちらがエコかは一目瞭然です。
また、車などを修理する際に「中古部品」を活用することは、これもリユースで「エコ」なことの一つです。もっと言えば、車を買うときに新車を買わず、中古車を買えば、新車一台分の資源・製造エネルギーを節約できます。これは大変なエコですよ。パソコンだって買い替えるのではなく、中身だけを最新のボードに更新し、最新のOSを入れれば、筐体やモニター、キーボードなどの製造にかかわる資源とエネルギーの節約になります。いわゆる「リサイクルショップ」は、実は「リユース」の究極です。
なのに、とある団体は「エコ替え」なんて言う馬鹿げたことを推進しています。あ、盗用多でしたっけ(爆)
「まだ使えるけど、省エネのモノに買い替えるのがエコ」なんだそうです。
ふざけるな!
今あるモノを使い続けることが、一番の資源の節約だろうが!
気分だけで新品に買い替えて、ゴミを増やしたり、「リサイクル」でエネルギーを消費することこそ、究極の資源の無駄だろうが! 大ウソを吐くのも大概にしろ!
省エネの電化製品に買い替えるのなら、こまめに電気を消す方がよっぽどいい。車だって、アクセルを踏みすぎないようにしたり、荷物を軽くしたり、ガソリンを満タンにしたりしない。それで、資源を無駄にしないためにも、今あるモノを使い続ける。当たり前のことをきちんとしていればいいんです。
もう一つ、ついでに言うと、燃えるゴミの中にプラスチック分が減ったため、ゴミ焼却施設の燃焼カロリーがぐっと減りました。今のゴミ焼却施設はダイオキシン対策で高温で焼却しないとならないため、減ったカロリーを補充する必要が出てきています。どうするかというと、ゴミの中に重油を入れて炊いているそうです。このため、プラスチックのリサイクルで目指す「石油資源の節約」は、全然達成できていないんですよ。それどころか、プラスチックのリサイクルに余計なエネルギーを使う。これじゃ、プラスチックゴミをそのまま燃やした方がいいわけで。これもリサイクルがもたらした「無駄」の一つです。
地球を大事にしたいのなら、もっと「リユース」を推進すべきだと思います。
例えば、ペットボトルのリユースを認める、あるいが義務づける法律を作れば、相当エコですよ。今の法律では、ペットボトルのリユースは法律違反なんですよ。あんなに丈夫で軽い容器が「使い捨てないといけない」なんて変でしょ?
なんでこんな話にも出てこないんでしょうか。おかしいでしょ。
このことも、リサイクルばかりを唱えている人が「似非エコ」ロジストであることを示す一例だと思います。
以上、「お前が言うな」エントリでした(爆)





(C)TRT Communication



そうするとやっぱり「某HRF1の憎蠅&全損馬豚」は焼却廃棄処分しか無い訳か。(核爆)
あんなモン、誰もリサイクルせんから。
ペットボトルなんて、もう少し厚みを持たせたら、簡単にリターナブルボトルになるのにね。
エコよりも、エゴが罷り通るこの国・・・
いや、あの2人は燃やしたら有毒ガスが出まくる(爆)
地中奥深く、埋め立て処分の方向で!(爆)
ジムカニアンさん>どもです♪
そうですよね。ちょっとした一工夫で、いくらでも地球に優しくなれるのに、企業のエゴばっかりですよ…。何とかしないといけないですよね。
・森林破壊を減らすため→割り箸の使用を減らす→マイ箸を使おう
・過剰包装によるゴミを減らすため→レジ袋を減らそう→エコバッグを使おう
確かに割り箸やレジ袋の使用量は減るでしょうが、それが本当に資源の有効利用なのかは疑問が残ります。
車(トヨタ)の件ですが、どういう手法をとっているのか詳しくは知りませんが、
燃料効率のよい車を開発し販売すること自体は、おそらく正しい方法ではないかと思います。
買い換えるか否かは消費者の判断でしょう。
本当にエコを実践したいのならば、もっとプロダクトデザインを尊重するべきだと思います。
(「デザイン」であって、決して「デコレーションではありません。勘違いしている人が多すぎます)
デザインは作り方から使われ方、そして捨てられ方と再利用のされ方まで考えます。
視点は広く持たなくてはいけません。
Aを使えばBが減少するからよい、というのでは短絡的です。
Aを使えばBが減るけど、CをDする法が効率がよい。ではEではどうか。
と、もっと多くのことを考慮するべきでしょう。
と言っても、それが難しいから成功例が少ないのでしょうが。
本当はみんなエコになんて興味がないのではとも思ってしまいます。
エコという名札をつけることで商品価値を上げているだけのような。
ペットボトルの再利用は、衛生的な観点からあまりおすすめできません。
家庭で2Lペットボトルを洗って使っている場合は、2週間ほどで廃棄した方がよいでしょう。
煮沸消毒できないので、どうしても非衛生的になりがちだからです。
あれ? そっちの方では盗用多のCMやってないですか?
「これ、まだ使えるけど、省エネのものに買い替えよう。それがエコ替え」。
使えるモノを廃棄することのどこがエコでしょうかねぇ。もちろん、トコトン省エネの車を作ることは手法としては悪くないですが、ハイブリッド車は「バッテリーリサイクル時のエネルギーロス」「大量のバッテリー製造・処理がもたらす環境負荷」を考えるとエコではない、と私は考えます。ただのガソリン車・ディーゼル車で超低燃費車を作るというのが、ただしいエコ対策だと思うんですよね。
あと、家庭でのペットボトルのリユースはウチでもちょくちょくやりますが、2リットルのは主に、ピアノの加湿用に使いますね。口を切ってでっかいコップにして、ね。あと、植木の水やりや車のメンテにも重宝しますよ。
ホットドリンク用の分厚いタイプなら煮沸消毒にも耐えそうですし、業務用にシステムを作ればリターナブルにもできると思うんですけどねぇ。
赤ちゃんのほ乳瓶で樹脂のモノでも煮沸消毒できましたし(爆)
annoさん>どもです♪
ホント、バイオエタノールの話は「地元で消費することを前提に、食糧にかぶらないもので生産する」なら理にかなっているんですが、現在はそうではない。カーボンニュートラル、なんてウソんこの言葉でごまかした「似非エコ」そのものです。
自動車部品のアルコール燃料対策はブラジルが一番進んでいるそうですね。
>あれ? そっちの方では盗用多のCMやってないですか?
僕、テレビをほとんど見ない生活をしていますので。
見てもBSかCSなので、地上波のCMにはとことん疎いんです。
>使えるモノを廃棄することのどこがエコでしょうかねぇ。
古い型の車を長く使い続ける場合と、新しい型の車に買い換えて使う場合。
どの程度資源の削減・有効利用ができるかが分かれば、比較できるんですけどね。
例えば、新しい型の車にすれば確かに燃料消費量・CO2排出量は○%削減できるが、その他の資源については×%増加するみたいな。
そうやって提示されれば、どちらを選べばいいかを各人が判断できるでしょう。
現状だとメジャーな情報しか手元に届きづらいため、それを選ぶか選ばないかの2択になりがちです。
(わざわざ他の情報を探すほど意欲を持っている人は少数でしょう)
先ほどニュースを見ていたら、「うちエコ」という特集の後にゴルフ情報が流れました。
僕の知識が古いのかもしれませんが、ゴルフって環境破壊の代名詞のようなものの気がするのですが。
もしかして、報道も個人もそんなにエコには興味がないのかなあという印象を受けました。
ちなみに僕もエコには大して興味がありません。
だから、F1の開催国が増えても特に問題無しです。
エンジンも3LV10にして欲しいなあと思います。
エコよりも、自分の財布の中身の方が興味がありますね。
オイラはBS/CSを見てない口です(^_^;
まあ、古い車を乗り続ける場合と、新車にどんどん乗り換える場合を比べるのは、「初期」の段階を単純計算してみても、鉄、アルミが1トン以上もあり、プラスチック、塗料、ガラス、重金属、レアメタル、その他諸々の材料が1台分の差が出てくる(当然、鉄やアルミの精錬には大量のCO2がはき出されているし、プラスチックや塗料は石油起源)わけですよ。これを取り返すだけの燃費の節約なんてできるのか、メーカーは正確な計算値を示してくれないわけです。なのでトヨタの「使えるうちでもエコ替え」を鵜呑みにはできないなぁと思うわけです。奴らは単に「車を売りたい。エコをくっつければ売れる」と、エコを宣伝材料にして消費者を目くらまししている。報道も大広告主・トヨタに遠慮してつっこみは入れない。そういう話だと思うんですよ( ̄ー ̄)ニヤリ
ちなみに、オイラはF1は3.5リッターV12時代にまで戻ってほしいと思ってたりします(爆) あのころはルマンもそんな規格でしたね…。