2007年10月30日

歩車分離式信号の恐怖! 時差式信号も同じようなものだろ?

2年ほど前に、ウチの会社の近所の交差点が、次々とリニューアルされ、「歩車分離」化が進みました。

歩車分離式の信号は、車が通っている間は歩行者は全部赤信号。2方向の車を通したあと、車を全部赤信号にして歩行者を青信号にする仕組みです。

青信号の順番は
1:縦方向(歩行者は全部赤のまま)
2:横方向(同上)
3:歩行者のみ(車は全部赤)
となります。歩行者と車の流れを完全に切って、人がはねられないようにする狙いでしょうけど…

実際に始まってみて、2年もたつのに、これが見ていて危ないのなんのって。いや、車も人も事故一歩手前が多すぎ。マジでオイラの目の前で何人も轢かれそうになってますから。例えば…


hhoabunri.PNG

(図は「ペイント」でオイラ作成。必要なものだけを書いたので、いろいろな表示が省略されている)
これは、歩行者が勘違いするパターン。茶色の歩行者が、赤信号で横の車の流れがなくなったのを見て、「お、オレの番」と思って渡り始める。しかし、青信号になったのは縦方向の車。青矢印の車は何の躊躇もなく左折し、危うく歩行者をはねそうになるという場面。オイラ、何度か見ましたね。
で、たまりかねて「危ないよ」と注意すると、「いや、車の信号をみて渡ったんだ。車が青信号に変わったら、普通は同じ方向の歩行者も青信号だろ」と悪びれもせずいいます。「いやいや、歩行者信号はバッチリ赤信号だったから。ちゃんと見ないとひき殺されるよ」と言ってはおきましたが…。このパターンはホントによく見かけます。


もう一つは、車が勘違いする場合。

hhoabunri2.PNG
水色の車の停止を見て、青矢印の車が「次はオレの番」と誤信し、スタート。しかし、実は青信号の順番は「歩行者」で、青矢印の車は赤信号のままです。歩行者も車の2方向を見送り、ようやく自分の順ですから、青信号を見て、何のためらいもなく渡り始めます。車は歩行者が来るのを認めてようやく急ブレーキを踏みますが、ひどい運転手になると、自分の赤信号を棚に上げてホーンを鳴らす馬鹿がいます。青矢印の車がトラックだったら、マジで撥ねられてますよ。

オイラの目の前では事故一歩手前が日常茶飯事ですが、だれも問題点を指摘しませんね。どうなっているんでしょうか。

こういう風になるのは<1>スクランブル交差点のような斜め横断歩道がなく、一般交差点に見える<2>歩行者信号が進行方向から少し外れていて、視界に入りにくい−などが考えられると思いますが…。そのうち、死亡事故が起きまくるような気がします。

あと、もう一つ気になっているのが、時差式信号。これも、事故一歩手前が多いようにみえます。

時差式は、右折車などをスムーズに通すため、右折が並びやすい方向の車線の対向車線を先に赤信号にして、時間差で双方の流れを赤信号にする信号です。これは歩行者に優しくないですね。例えば…

jisasikisingo.PNG
茶色矢印の人は進行方向右手の車の信号の「赤信号」を確認し、対抗側の車の流れも止まったので、渡り始めますが、実は青矢印の車は「青信号」のまま。何のためらいもなく突っ込んできます。そして歩行者の手前で急ブレーキ。こんなパターン、しょっちゅうですよ。その信号、オイラが今の会社に入ったときにはすでに、時差式でしたが、未だに年に何度かは「キキーッッッッ!!!」って派手なブレーキ音がしますから。

原因はもちろん、「人が見切りで渡りだす」ことなんですが、これだけ頻繁だと、あながち「マナー」の問題だけではないと思います。なにか、人がミスをする要因があるはずで、それを排除しない限り、事故は減らないような気がします。


たとえば、車用の信号に、「歩行者信号は違う色だから注意しろ」と電光を点滅させるとか、何かをやらないと、「輪禍」を減らすことは無理無理無理。

もし、このブログを読んでいる交通安全関係者の方がいらっしゃったら、マジで考えてくださいよ。「交通安全啓発」以外の信号改良方法を。

とにかく、歩車分離や時差式は危なすぎるので、スクランブル交差点を除いてやめてほしいです。目の前で人がはねられるのは見たくないです。皆さんはどう思います?



komelong_01-160.gif
posted by こめろんぐ at 20:30 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記なのか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こめろんぐさん、いつも読んでます。
切り口がいい!ナルホド、同感、数知れずです。
さて、今回も同感です。分離式は危ない。歩行者も運転者もまず自分の事考えるから青信号を混同しやすいです。自分も以前発進しそうになりました。でもラッキーな事に自分の周りではこの方式はスクランブル以外なくなりました。スクランブルも好きではありません。人も車も無茶します。
Posted by たかはし☆たかし at 2007年10月31日 12:02
たかはし☆たかしさん>ご愛読ありがとうございます。なんか、ほめられると照れくさいです(* ̄∇ ̄*)

そう、その「まず自分のことを考える」という基本思想がないから、これで安全対策だ、と思ってしまうんでしょうね。スクランブルでも結構無茶しますもんね。「待たされるのはヤダ」って。結局、安全策って「自己中の発想でどう考える、それをどう防ぐ」を考えないとダメでしょうね。でも、自己中が政策を考える限り、だめかil||li _| ̄|○ il||li
Posted by こめろんぐ at 2007年10月31日 22:30
普通でないタイミングの信号って、
地元で全てが分かっている車とそうでない車、あるいは歩行者、
その違いでも結構危ないですよね。

時差式だと
「あの信号が赤になっていれば見ることの出来ない対向車線の信号は赤のはずだ・・・。だから右折して良し????」


脱線しますが、突然走っていた車線が左折しか出来ない車線になっている、
とか勘弁して欲しいです(笑)
これも余所者にとっては危険が増す道路事情です。
Posted by laki at 2007年11月01日 00:34
lakiさん>こんにちは!
そうそう。地元とそうでない人が混ざっているので、「見切り」方も千差万別ですよね。そういうことに配慮した、ということが見受けられません。ハイ。

「左折だけ」はあるあるある! それと、赤信号なのに、左折だけ青矢印が出る信号もあったりして、赤だから油断して減速したら、後ろから突っ込まれかけたとか(^_^;
変則信号のあり方を見直してほしいものです。
Posted by こめろんぐ at 2007年11月01日 08:15
ただ、実際に歩車分離式信号を設置した箇所は例外なく交通事故が激減しています。
これからも歩車分離式信号の早期整備を、それが実現するまで市民らは子供らの安全のためにも要請を続けていくべきでしょう。
Posted by 佐藤 at 2011年10月28日 20:15
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/63521609

この記事へのトラックバック