2007年11月01日

これが「R35」か! 日産・GT-Rを見てきた。

R35といっても、決して「35歳以上限定」ではありません。新しい日産GT-Rを、走り屋がこう呼ぶであろう、と予想される俗名(型式名)です。「あーるさんご」と読ませます。多分。

東京モーターショーでデビューし、話題のこのクルマが、ウチの会社のすぐ近くの日産に来た、というので、早速拝んできました!


nissan-gtr-1.jpg
シルバーの車体。かっこいいです。ええ。こちらは標準仕様だそうです。
といっても、タイヤは20インチだし、ブレーキはブレンボだし、ショックもビルシュタイン。シートもセミバケット。あのー、すでにVスペックに見えるんですが…。

nissan-gtr-2.jpg
テールはR34(スカイラインGT-R)の正常進化版といえそうです。


さらに赤黒のモデルがありました。これも似合ってますね。かつてのR30のスカイラインRSターボ(鉄仮面)を彷彿させます。ボンネットが開いていたので、取ってみた一枚ですが…


nissan-gtr-3.jpg

エンジン、バッテリーからウオッシャー液に至るまで全部フルカバードされてる…。
V6エンジンの特徴的なインマニを申し訳手程度にみせているだけ。プラグコードすら見えません。
480馬力も出るエンジンなんだから、官能的なパイピングとか、複雑な配線回りとか見たいのに…。
まあ、エンジンルームの隙間はみじんもなかったですね。


nissan-gtr-4.jpg
型式名のプレートまで、蓋の下でした。ここまでやるか…


あ、このエンジンルームの形状では…

ストラットタワーバーが付けられない(爆)

ま、ボディー剛性がケタ違いだから、必要がないのかもしれませんが、見るからに剛性を上げる部品としてこれほど効く(しかも、見た目もかっこいい)ものもないんですが…


オイラ「これじゃ、何にもいじれないね」
姉さん「ハイ、点検調整は専門の整備工場以外では整備しないという誓約書にサインしてもらう、との話もあるようにきいています」
オイラ「ガレージでいじる楽しみがないね…」
姉さん「ハイ、どなたにでも高性能スポーツを安心して楽しんでいただくため、そうなりました。チューニングの楽しみはなくなりますが…」

まあ、ガレージの天井からエアホースリールがぶら下がってたり、壁に工具キャビネットがどん、と鎮座するオイラのガレージで、まったくいじれないクルマがあってもねぇ…。いや、買えないけど(^_^;


nissan-gtr-5-2.jpg
写真ではわかりにくいと思いますが、このブリスターフェンダーの造形は、かなり萌えます(爆)


nissan-gtr-5.jpg
赤の後ろ姿も(・∀・)イイ!! インチキでもいいから、真ん中の下部にディフューザーを付けてみたい(^_^;


nissan-gtr-6.jpg
トランクはミニマムですね。さすが、GT−R。このクルマにトランク容量を求める人はいないでしょうね。



コクピットに座ってもいいと言うことなので、早速…

nissan-gtr-7.jpg

ドアノブがない!と思ったら、完全にドア面とぴったり収納されているんですね。こうやって指で片方を押してぐっと引っ張ると開きます。

ドアは意外と軽い。アルミ製だそうです。なるほど。


nissan-gtr-8.jpg
このクルマは「ブラックエディション」という、内装を黒と赤で統一したバージョンで、こんな感じ。


nissan-gtr-9.jpg
ハンドル回りです。パドルシフトはV36スカイラインのものとほぼ同じでした。ステアリング上のボタンは、カーステ、エアコンから、ケータイのハンズフリーの受話まで多機能です。ハンズフリーは当然、Bluetooth対応ですな。


nissan-gtr-10.jpg
メーターは340キロフルスケール!
タコは、レッドが7000から!

てか、常用域の速度目盛り、見づらいし(爆) 第一、リミッターが180キロで効くから意味ないし…

オイラ「このクルマ、リミッターないの?」
姉さん「いえ、あります」
オイラ「じゃあ、国内仕様では180キロ以上は飾り?」
姉さん「いえ、カーナビでサーキットが登録されていまして、サーキットに行くとリミッターが解除される仕組みです。自動的になるか、何かのボタンを押すのかは聞いておりませんが、そうなるそうです」
オイラ「なるほどね」



            |
        \  __  /
        _ (m) _ 
           |ミ|
        /  .`´  \     
          ▼〃ヾ      
           (*゚▽゚)  <ひらめいた!



GPSアンテナに「サーキットの位置情報」を送信するキットを作れば、たちまちリミッターをカットできるよね(爆)
どうせ、180以上出す場面って、カーナビは使わないんだし。

どうでしょう。このアイデア。


シートは適度なホールド感があり、このままでもサーキットで遊べそうです。てか、これレガシィにほしい!
でも、本格走行するならフルバケットシートがほしいですね。そんなの、指定工場でやってくれるのでしょうか…。オイラなら、自分でやりたいところですが…。

nissan-gtr-11.jpg
センターパネルはタッチ式モニターがメーンですね。これ、カーナビに化けたり、スピードメーターに化けたりするようです。下の見えないところにCDなどの入り口がありました。


nissan-gtr-12.jpg
センターコンソールです。手前の赤いボタンはイグニッションスイッチ。このクルマには鍵穴がありません。最近のクルマのトレンドですな…。サイドブレーキは引きやすく、戻しやすいポジションです。
上の方にはショックの減衰調整、ATモード切替、四駆モード?、ハザードスイッチがありました。

ミッションはATのみ。なんでMTがないの?と尋ねてみると

お姉さん「これまでのモデルに比べ、パワーがありますので、クラッチが普通の操作では壊れやすいので、ATのみとなりました。どなたにでも、このクルマを楽しんでいただきたい、というコンセプトもあります」

ですと。

あのー。何を今さら?


R32スカイラインでGT−Rが復活したとき、初心者がいきなりGT−Rにのったりしたもんだから、クラッチが壊れまくって、修理工場が大繁盛(ディーラーにはクレームがいっぱい)したんですが…。R34までMTのみを貫き通しましたよねぇ…。

その教訓にしては、随分遅い対応でしたこと…。

まあ、パドルシフトで遊ぶ、2ペダルMTだと思えばいいんでしょうけどね…。

そういえば、R32などに比べ、コンソールが低いような気がしますが、これもエンジン・ミッションの分離による恩恵でしょうか。


nissan-gtr-13.jpg
後ろを振り返ってみた写真です。
外側から見るとZっぽいですが、中から見るとR32っぽく見えます。後部座席の形状は全然違いますが。後シートは最小限、というとこですね。FD3S(マツダRX−7)よりは広い、という程度です(爆)


で、乗り降りの時も足回りはさすがにしっかりしています。そこをお姉さんに話すと

姉さん「これまでのと違い、メーカー製のショックアブソーバーが入っています」

うん、知ってる。ビルシュタインでしょ。

ウチのレガシィもビルシュタインですが、何か?

と、のど元まで出かかりましたが、かろうじて踏みとどまりました(^_^;

でそのあと、こんな話も。

姉さん「このフロアマットも8万円するんです」

…どんだけ高いねん。




nissan-gtr-14.jpg
そこのけそこのけ、ブレンボさまが通る!

このブレーキキャリパーだけで、すごい値段なんだろうな…


で、もう一台、GT−Rがありました。


nissan-gtr-16.jpg
このグレーが一番かっこいい。

素直にそう思える色ですね。うん。


nissan-gtr-19.jpg
この角度の表情もなかなか。ボンネットの造形が渋いです。奥はV36スカイラインです。



nissan-gtr-17.jpg
この角度から見ると、R32の要素もあり、R34の要素もあり、間違いなく「GT−R」の血脈を受け継ぐクルマなんだな、という気がします。いいですわ。これ。エキゾーストノートを聞いてみたかったですね。


ちなみに、このグレーのモデルは「プレミアムエディション」で、BOSEの専用オーディオが標準装備。CDも一枚入っていたので(日産のCMソング集)試聴してみました。なかなかイイです。低音から高音までクリアに聞こえます。走っている最中はどうなのか、試してみたいですね。



nissan-gtr-21.jpg
V36スカイラインと同一カットで撮ってみました。



全っ然、別物ですね。ハイ。当たり前か(^_^;


で、この日の戦利品。







nissan-gtr-23.jpg


簡単なパンフレットです。でも、十分な情報量です。


これに載ってたヘンテコオプション。


1:LEDポジションランプ
常時点灯で、回りに存在をアピールするためのものですが…

いや、そんなものがなくても、十分注目を集めるから。いらないと思われ。


2:高級車載工具セット
GT−Rの刻印が入ったスナップオンのツールセットで、メガネレンチやソケットレンチ、ドライバーなどが入っています。常用にも耐える立派なものです。

あれ? セルフ整備はダメなんじゃなかったっけ…

宝の持ち腐れやんか。意味があるようなないような…。



価格もお高めですね…

標準仕様 777万円。
ブラックエディション 792万7500円。
プレミアムエディション 834万7500円。


確かに目玉が出るような価格ですが、R32のGT−Rが出たときも、乗りだし500万なんて値段にぶっ飛びましたよ。
当時のR32のRを除く最上級グレードのGTS−t(タイプM)が約250万円。まあ、エンジンは2リッターターボでしたけどね。それの2倍です。

今回で見てみると、スカイラインセダンの最上級350GTタイプSPが約380万円、クーペの最上級370GTタイプSPが約450万円ですから、それのだいたい2倍。

なあんだ、同じじゃないですか。あのときと。

2度目の「高くて庶民には買えないよ(゚Д゚)ゴルァ」には変わりないんですが、あわてることはないです。スカイラインが高級車になりすぎたんですから(^_^;


でも、こんだけ高いんだから、自分でいじりたいです。チュ−ニングっていうのは、馬鹿みたいな改造だけでなく、自分の走りに合わせたマシンのセッティングの微調整でもあるのですから。オイラのレガシィも、コーナーリング時にもうちょっと、かちっと決まってほしい、と思ったため、まず、前にストラットタワーバーを入れ、すると、後ろの剛性不足があらわになったので後ろにもタワーバーを入れ…なんてことをやってますし。自分に合わせたチューニングが楽しいんですが、GT−Rではそれが否定されるわけですね。ちょっと哀しいな。


また、あのR32のころは、若者が買えるスポーツカーがありました。S13型シルビアしかり、パルサーGTI−Rしかり。今は何にもありません。寂しい限りです。

GT−Rが結構話題になって、スポーツカーが見直されていますよね。
今こそ、若者が乗りたくなるような「プアマンズGT−R」を出せば、そこそこ売れると思うのですが、どうでしょうか?

エンジンは1・6リッターターボか2リッターNAで十分でしょ。他メーカーさんもインプに負けずに、頑張ってほしいものです。


komelong_01-160.gif
posted by こめろんぐ at 18:13 | Comment(14) | TrackBack(1) | ニュースに一言! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
R35がATとは時代が変わったんやねぇ…
けどあのマシンの性能をフルパワーで引き出せる人は殆どいないだろうなぁ…
プラモかラジコンで楽しむのがいいかもね。
Posted by 和泉の白フィット at 2007年11月01日 21:36
ワイの場合は1.6リッターNAのZCで充分ですが、なにか?(自爆)
Posted by Mansellおぢさん at 2007年11月01日 23:37
『日産のGT-Rは化け物か?!』
おいらの感想ですw
しかしATのみってのがねぇ。。。
MTしか乗れないおいらには寂しい限りです。チューニングもできないというのもねぇ。風見君がいたら嘆いてますねw
でもパドルシフトは萌え〜です。
見た目は新しいランエボと似てるなぁと思います。こいつが買えるやつがうらやましい。。。
しかしあのスピードメーターはほとんど1/4ぐらいしか動く機会が無いんですね。もったいない…
あとスーパーGT使用はどんなあんばいになるか楽しみでもあります。
Posted by マ・クデ大佐 at 2007年11月02日 09:33
これは、あまりに購買層を絞りすぎですね。一番惹かれる若者が多少無理して買える次元じゃありませんな。
でもそのターゲットにした購買層にはレクサスやBMWやベンツのCクラスなど、かなり魅力的なライバルがいますから、高額で縛りの多いアフターケアが足を引っ張るような気がしますね…。

他のメーカーが似たようなグレードを出したらあまり売れないでしょう…。車には非の付け所がないだけに惜しいですな…。和製フェラーリになるには、日産じゃあ難しいですね。

って言うか、こめろんぐさんのガレージが魅力的です。(笑)

Posted by 考える葦 at 2007年11月02日 10:35
どーもはじめまして。

銀座ギャラリーにGT-Rが展示されていると話しを聞いているので、会社帰りに行かねば!とこの記事を読んで改めて思いを強くしました(笑)

あのセンターパネルのマルチファンクションディスプレイの開発にポリフォニーデジタルが参加したという話が。
Z33やS2000のエアロだけでなくそんなこともやっていたとは。驚きです(^^;

値段は…
イギリスでは関税の関係で日本の倍位の価格になるとか(>_<)
そう考えると原産国(笑)の人は幸せかもしれませんね(^^;
Posted by 丸坊 at 2007年11月02日 11:26
連続ですんません。
このGT-Rのカタログかなんかの特集の本の最後の写真にGT-Rのテールエンドが写ってるんですが、そこにスーパーアグリF1の帽子が乗っかって写ってます(mixiで写真を見ました)。
これって…
Posted by マ・クデ大佐 at 2007年11月02日 11:39
和泉の白フィットさん>こんにちは!
まあ、日本の公道で480馬力、きっちり使いこなせる人がいたとしたら、ATには乗らないですよね…。
オイラもレガシィの260馬力、フルに使いこなしたと実感できたのって、今までで2回しかないし。(どういう場面かは内緒)
エンジンカーのラジコンで出たら、即買い?(爆)

Mansellおぢさん>どもです♪
好きですねぇ。ホンダZCエンジン。オイラもだけど。
ホンダの非VTECの中では最高傑作でしょうね。今なら排ガス規制で出せないんでしょうけど…。EG型でZCを積んだ限定仕様「Si」がほしかったオイラです。ハイ。

マ・クデ大佐さん>こんにちは!
まさしく、化け物ですよ(爆)それにしても、普段、このスピードメーターは下しか向かないんです(爆) 水平を超えてちょっと行くとリミッターですし。
風見君なら、「そんなの関係ねぇ」(違うキャラ?)とかいって、バリバリ改造する?(爆)
てか、あのカタログ、きちっと見なかったんですけど、マジですか! ウチに帰ったらチェックして、UPします!

考える葦さん>どもです♪
ウチのガレージ、無駄な工具も多いです(爆)
買うだけ買ったけど、一度しか使ってないインパクトドライバーとか、なぜか3本もある10−12のKTCのメガネレンチとか…。
でも、購買層が高級めなので、ライバルのBMWなどに優るとも劣らない魅力がカギになりますね。私はそこそこ行くんじゃないかと楽観視してます。ただし、本来狙ってた層には売れないかも…(^_^;

丸坊さん>こちらこそ初めまして! ようこそ!
意外なところが関与してたんですね! もうちょっといじってくればよかった(^_^;
丸坊さんもぜひ、自分の目で見てきてください!
それにしても、イギリスでの価格設定は凄まじいですね(^_^; 下手なフェラーリ並みですか…。
Posted by こめろんぐ at 2007年11月02日 15:22
マ・クデ大佐さん>ウチの戦利品にはそのスーパーアグリの帽子のカットはありませんでした…。

ただ、来季からのS−GTで亜久里さんのチームがGT−Rを使うのかもしれませんね。
Posted by こめろんぐ at 2007年11月03日 15:56
マ・クデ大佐さん、こめろんぐさん>

スーパーアグリの帽子が入っている雑誌は、
三栄書房のモーターファン別冊「日産 NISSAN GT-R」
です。
裏表紙にリアスポの上に帽子が乗っている写真があります。
表紙はエンジンフードにドリキン土屋さんのメットとグローブが乗っている写真が目印です。

えー、実は手元にあったりします(^^;)
詳細なメカニズム解説やインタビューの他に、グッドウッドのヒルクライムの模様や、イギリスのGT-Rファンのコメントなんか載っていたりして読んで損は無いと思います。たぶん(こらこら)

失礼しましたー
Posted by 丸坊 at 2007年11月03日 17:55
ハチロク後継と目されるコンパクトスポーツが開発中である・・・と言ううわさは聞いた事があります(どっかの雑誌にも載ってましたが)。

どうせなら、中身最新な『側だけハチロク』も復刻して欲しいところではありますが。(僕は92も欲しいですが。)
Posted by マーク=グラン at 2007年11月03日 20:25
丸坊さん>ありがとうございます!
なるほど、そういうことでしたか。
それにしても、意味深な写真を掲載しますね( ̄ー+ ̄)ニヤリッ
Posted by こめろんぐ at 2007年11月03日 20:31
マーク=グランさん>こんばんは!
オイラもそんな噂は聞いたことがありますが、何せ、何度も何度もその話は出ては消え、出てはガセ…。
ガワだけハチロク、中身は最新のFRスポーツなら、メチャクチャ売れるでしょうね。

で、オプションで「藤原とうふ店」仕様があったら最高(爆)
Posted by こめろんぐ at 2007年11月03日 20:35
とても参考になりました。
すみずみまで写真があっておもしろかったです。コメントもおもしろかったです(笑)
Posted by KSC at 2009年11月22日 10:57
レガシィなんかと比べんなよ
Posted by KCS at 2015年11月03日 04:45
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

日産 スカイラインGT-R のいろんな映像(NISSAN SKYLINE GT-R)
Excerpt: 日産 スカイラインGT-R のいろんな映像(NISSAN SKYLINE GT-R)
Weblog: 自動車についてつらつらと
自動車についてつらつらと
Tracked: 2007-11-07 20:40
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。