2007年12月05日

本当にそのクルマはエコロジー? エコカーのウソとは。

世の中、エコカーやバイオ燃料などが、「環境への配慮」「CO2削減できまっせ」を前面に押し出してもてはやされていますが、果たしてホントに、そのクルマや燃料はエコロジーなのか? オイラの独断と偏見、かつ少々強引な切り口で、バッサリ斬り捨ててみたいと思います。


イブリッド車(ガソリン+電気、ディーゼル+電気)

トヨタのプリウスが先駆けとなり、エコロジーの代名詞にもなりつつあるハイブリッド車。確かに、プリウスとホンダ・インサイトの燃費は凄まじくいいです。ガソリンの消費量をガッツリ減らせるわけで、その分CO2排出量も減らせる。万々歳に見えるハイブリッド車ですが、実は見えないところに「環境負荷」の落とし穴があります。

それは、通常よりも数多く搭載されたバッテリーです。電気のみでも走行可能なハイブリッド車ですから、当然、使われるバッテリーもドーンと大量。しかも、通常の自動車よりも過度に充放電が繰り返されるため、バッテリーの寿命が短いのです。普通のクルマの半分以下しか持ちません。しかも、トヨタはハイブリッド車の性能維持のため、短期でのバッテリー交換を勧めていると聞いたことがあります。
この廃棄バッテリーの処分がまともに行われたとしても、相当量のCO2が出ますし、処分コストもバカにならない。下手すると、山の中に不法投棄される可能性もあります。この場合、重大な重金属汚染を引き起こすのですが、絶対防げる保証がだれにもできないのが現状です。
ハイブリッド車には鉛蓄電池のものもありますし、ニッケル水素電池使用のもの、リチウムイオンバッテリーのものもあります。いずれにせよ、ケータイ電話の電池の寿命をみればわかるとおり、どれも長持ちするものではありません。この、バッテリーによる半端ではない環境負荷を考えれば、ハイブリッド車がエコカーだと言い切ることはできません! 燃費がいいだけ、と割り切るべきではないでしょうか。


料電池車、水素自動車

「CO2を出さない、究極のエコカー」として世の中に知られつつある燃料電池車、そして水素を燃料とする水素自動車(マツダの水素ロータリーエンジンが有名)。今はべらぼうに高いけど、これを普及させれば、車からのCO2がゼロになって究極のエコだ! なんて思ってる人はいませんか?

確かに、クルマからCO2は一切出ません。でもね。その水素、どうやって調達するんでしょう。

水素(H2)は、純粋な単体分子の形ではこの地球上に存在しません。べらぼうに軽いため、たとえ自然界に発生したとしても、速やかに宇宙に飛び出してしまうのです。水(H2O)や炭化水素などの化合物やその混合物としてしか存在できません。で、どうやって取り出すのか。

現在、実用化された水素精製方法は、水を電気分解するか、あるいは天然ガスを触媒に反応させて取り出す方法です。前者は大量の電気を必要としますが、その電気は多くがCO2を大量に吐き出す火力発電、または環境負荷が著しい原子力発電です。まったく意味がない。後者の場合、生成過程でCO2が大量に発生します。
で、効率よく運搬するためには液化するのが一番ですが、液体水素を作るためにマイナス252度以下に冷やさないとならず、大量のエネルギーを要します。ガスのままだと容量が稼げないため、タンクローリーが多数必要になります。

結局、水素の製造過程でガソリン車の何倍ものCO2を吐き出すことなるわけです。トヨタもそういう試算をしているようですが…。

バイオテクノロジーの世界では、水素を吐き出す微生物がいるとの話もありますが、まだまだ実用化にはほど遠いばかりか、「バイオハザード」というリスクも背負うわけで。やですね。

結論。燃料電池車は現時点で、全然エコじゃない。むしろCO2を増やしてる!エセエコカーをレンタルしている役所もあるようですが、税金の無駄遣いなので早くやめていただきたいものです。


イオガソリン

首都圏で売ってるそうですね。これこそ、究極の偽善エコ商品といえるものです
バイオガソリンは、穀物を発酵、蒸留させて作ったバイオエタノールに混ぜ物をしたETBEとかぬかす燃料をレギュラーガソリンに7%混入したものです。なんか、別の規格もあるそうですが、まあ、根幹は似たようなものなのでここでは割愛。ちなみにバイオガソリン全体からみると、バイオエタノール自体の混入率は3%ほどになるそうです。
さて、こいつがなぜエセエコか。まず、穀物を発酵し、蒸留する過程で大量の化石燃料を炊きます。さらに、このETBEというものは海外から輸入しています。このため、余計なタンカーを仕立てているわけです。原油を運ぶマンモスタンカーは使えませんから、効率のよくない小型タンカーでの輸入です。輸入のため、CO2を余計に排出しているこの矛盾。そもそもカーボンニュートラルなんていう妄想に乗っ取り、化石燃料を余分に消費するこの無意味さ。わかりますか?

国内でバイオエタノールを生産し、国内で消費するなら、タンカーの油を炊かない分、まだマシでしょう。でも、 「コスト」の面でまったくダメダメでしょうけどね。

しかも、以前のエントリ「傍迷惑な国アメリカよ、自重しろ(゚Д゚)ゴルァ」でも触れましたが、大規模農家が燃料用の穀物生産にシフトした結果、食料品の値上げラッシュという悪循環を招いています。
しかも、この「燃料用作物」栽培のために、広大な熱帯雨林が次々と伐採され、カーボンニュートラルどころか、地球温暖化を促進しかねない本末転倒な状況になってます。
結局、見てくれはエコを標榜し、実は商売を熱心にやってるだけ。環境保護に貢献しているつもりが、逆に環境負荷をかけ、穀物メジャーを儲けさせるだけになっているんです。日々の生活を楽にしたければ、今すぐバイオガソリンの不買運動をやってもいいでしょうね。


ゃあ、どうすりゃいいのか

車に乗りながらエコ、なんてそもそも考えない方がよろしいです。歩き。チャリンコ。ジョギング。これでいいでしょ。
車に載りながらエコをしたいのなら、結局は燃費の節約しかないです。

1:バカみたいにでかい車に乗らない。
レクサスハイブリッドなんてもってのほかです。必要最小限の車に乗ればいい。1人ものなら軽のNA。家族ものならコンパクトセダン。6人以上ならスバル・ドミンゴ。8人以上ならハイエース。これでいい。車に乗るときも最小限度にするとなお良しです。

2:余計なものを積まない。
普段からトランクは空っぽに。荷物がある分、燃費は悪くなります。ルーフラックもこまめに外すのが吉でしょう。

3:整備はこまめに
タイヤの空気圧、エアクリーナー、エンジンオイル。きちっと気を配れば、燃費はよくなりますよ。

4:急アクセル、急ブレーキは禁物
エネルギーの無駄遣いです。余裕を持った運転をすることで燃費が上がります。長時間の停車にはアイドリングストップもいいでしょうね。


オイラ? リッター5キロしか走らないレガシィターボで、エコもクソもへったれもありませんよ(^_^; 人は生きている限り、地球を傷つけているんだ、ということを自覚しているだけですヾ(*゚▽゚*)ノあはは


というわけで「おまえが言うな」のエントリでした(爆)


komelong_01-160.gif
 
 
<おまけのボーカロイドの話>

当ブログでもちょくちょく取り上げている「初音ミク」ですが、とうとう、「職人」のオリジナル曲がカラオケ「ジョイサウンド」で配信されることになりました。

配信されるのは、ニコニコ動画で超人気の「みくみくにしてあげる♪」と「恋スルVOC@LOID」です。





それにしても、素人が作った曲がメジャーなカラオケ配信にまで行くとは…、かなり予想外の事件ですよ。

インディーズという枠をも飛び越えた、新しい「売れ方」ともいえるのかな、と思ったりして。

楽器も歌も下手だけど、曲も詞も書けるならば、パソコンに打ち込んで、歌を完成に持っていくこともできる。それを多くの人に聞いてもらうことができ、人気が出ればカラオケや着メロで一稼ぎできる。そんな道具と場所が誕生した、ということです。

2流どころのアーティストはヤバイですよ。これ。

しかも、動画をつければテレビにだって耐えますしね。「みくみく」なんて、かなり完成度の高い動画付きが現れて、これも大ヒットしてますし。





で、とうとう、ランキングをまとめて発表する「強者」も登場。すっかり、ムーブメントとなりつつあります。



初音ミクの発売元・リプトン・フューチャー・メディアは、次作として「鏡音リン・レン」というデュオを発表。作品をつくって発表したい趣味人が手ぐすねひねて待ってます。

今後もこのブームは続きそうですね。
posted by こめろんぐ at 22:50 | Comment(4) | TrackBack(2) | ニュースに一言!
この記事へのコメント
電気力発電、なんてね(爆)
そういう次元の話ですよね。

ハイブリッド車はシビックのことも忘れないでくださーい^^;
確か10・15モードで30くらいはいってたでしょ。
でも存在感ないですね(悲

Posted by laki at 2007年12月05日 23:29
lakiさん>こんにちは!
あ、シビックをすっかりど忘れしてた(^_^; クラウンのマイルドハイブリッドまでは思い出してたんですが(爆)
それにしても、エコカーっていう看板だけつければいいってもんじゃねーぞ、と言いたくなる話ばかりで。
電気力発電、言い得て妙ですね( ̄ー+ ̄)ニヤリッ
Posted by こめろんぐ at 2007年12月06日 14:49
ハイブリッドカーってエコじゃないらしい事は
知っていましたが、バッテリーですか。
今はそうでも今後技術が進歩してバッテリーも
もう少し長く持つようになればエコカーになるのかなぁ?

普通車に乗る<バッテリー廃棄
これなら意味ないけど、多少なりともバッテリー
廃棄にかかるCO2の量は少なかったりするんだろうか…?
Posted by yu-ko at 2007年12月06日 22:33
yu-koさん>こんばんは!
まあ、車を走らせる、という分不相応な負荷をかけている限り、バッテリーが長持ちすることはないでしょうね。
そして、バッテリーには重金属が使われているため、その処理には半端ですまないエネルギーを消費しますし、もちろん大容量バッテリーの製造コスト(環境負荷)も無視できませんよ。CO2削減だけで「環境に優しい」「地球に優しい」とはいえない実態があります。
Posted by こめろんぐ at 2007年12月07日 00:26
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