直前の合同テストをキャンセルし、今シーズンのぶっつけ本番が確定することになったのは、当ブログでも書きました。
参考エントリ:スーパーアグリ、ホントに大丈夫なのか?
その後、「ホンダとの交渉がまとまれば、来週のホンダが行う単独テストにスーパーアグリも参加できる」との話が出てきました。その交渉とは「リストラしろ、こっちのいう投資家に株を売れ」というホンダの提案をアグリさんが飲むかどうか、の交渉です。
ホンマかいなと思っていたら、ロイター通信がスーパーアグリの運営会社・エーカンパニー代表の秋田さんのコメントを伝えてきました。(参考記事:これなど)
その内容は
●ヘレステストをキャンセルしたのは、いくつかの部品の到着が間に合わなかったから。
●現在、可能性のある投資家3件と交渉している。株式売却率は100パーセントの可能性もある。
●株を100パーセント売っても、アグリさんを排除できない。もしそうなれば、ホンダはスーパーアグリから手を引くからだ。ホンダのエンジン供給を失えば参戦できない。
●もし、投資家がBMWエンジンを持ってくるような話があれば別だけどね(笑)それでもオーナーを変えることはできないはずだ。
●だから、スーパーアグリはちゃんと、アルバートパークのグリッドにいるよ。去年と同じでね。
との内容。
つまり、アグリさんと秋田さんは、「金を出してくれ。ちゃんと広告も貼るから。でも、チーム運営にはタッチしないでね。ドライバーはアンソニーと琢磨で決まりだから。よろしく」というスポンサーを探して交渉していると。
ムム。。。o( ̄^ ̄ ;)
おそらく、株を100パーセント売ったとしても、チーム名やオーナーは変えずに参戦できるようなスポンサーがいたんでしょうね。ただし、ドライバーはウチの人間を乗せろ、と。
ドライバーの差し替えについては、ホンダが飲まなかった。「もし、アンソニーを下ろすのなら、エンジン供給を止める」と言ったんでしょう。それで、その話は消えた。
例のインド企業の買収話がイイ線まで行ってたことをうかがわせる秋田さんのコメントです。ドライバー以外はかなりいい話だったんでしょうね。下手すると、バニえもんが仲介していた可能性もあります。この話をすっきり飲んでおけば、バルセロナテストのキャンセルもなかったんでしょうね。あああ、もったいない。
で、アグリさんはホンダの話を呑む代わりに、ホンダにスポンサーの仲介を頼んだ。その結果、ホンダが3人の投資家を連れてきた。現在、金額などを含め交渉中である、と。こんな感じではないでしょうか。
おそらく、この話はまとまるんでしょう。ただ、いずれの話も一長一短があり、どれがいいか悩んでいる最中。でも、例のインド企業ほどの条件は引き出せていない。そんな推理ができてしまいます。
マシンがアレでは戦闘力の低下は否めませんが、資金力というのは重要ですよ。ええ。
あと2週間。せめて交渉をうまくまとめて、最低でもマシンのシェイクダウンだけでも済ませ、アルバートパークに向かってほしいです。琢磨もきっと、スタンバってますよ。
頼むぞ! アグリさん!
佐藤琢磨を応援しています!




【モースポとバイクと佐藤琢磨との最新記事】
トラックバックありがとうございます!!
いったいどうなるんでしょうね…。
とにかく存続していただくことを望みますが、名前が変わったりしたら嫌ですね。
ぶっちゃけ琢磨が走れればいいのですが、私が唯一ドライバーだけでなくチーム含めて応援できるチームなので…
今後の動向が非常に気になります。
オイラはむしろ、「名前くらい変わってもいいや。出走できれば」くらいの腹づもりです。
たとえ、チームが残ったとしても、あのマシンでは…今年一年、ストレスが溜まりそうですし(^_^;
早く、ハッキリしたところを聞きたいものですよね。スポンサーによっては前向きな部分も見えてくるかもしれませんし…。
ミナルディもずーっと資金難でしたね…。2001年の土壇場の参戦決定、思い出しましたよ。
どこかいいところが現れれば良いんですが…。ホンダもBチームを失いたくないでしょうし、ギリギリの交渉はまだ、続くんでしょうね。撤退の二文字だけは見たくないです。ハイ。