写真も盛りだくさんで、読み応え十分です。佐藤琢磨ファンは必読の一冊なり!
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著者はもちろん、今宮純さんの妻にしてモータージャーナリストの今宮雅子さん。
ブログでも「琢磨ファン」目線で現地の模様を余すことなく伝えてくれましたが、その思いが活字を通じて、改めて読むものの胸を熱くさせます。
前半は琢磨のインタビューを中心に全面的に書き下ろしで、後半はブログのエントリの転載です。そして、最後の3章の「鈴木亜久里の挑戦、そしてスピリット」「ホンダはスーパーアグリに何を望んだか」「純粋琢磨主義、純粋スーパーアグリ主義」の書き下ろしが続き、エピローグで終わりです。
今宮さんのスーパーアグリ、そして佐藤琢磨への熱い思い入れがギュウギュウに詰まっている、といえるかもしれません。
3年落ちのアロウズA23を改造して参戦にこぎ着けた2006年。あのころ、オイラたちファンは「早く新車を!」と、SA06の投入を心待ちにしていましたが、琢磨は「なんとかSA05に花を持たせたい」と思っていたそうです。チーム創成期に苦労を分かち合ったじゃじゃ馬。遅いけど、チームのよき相棒。SA05は良くも悪くも、チームの「トレーニングマシン」だった…、と今宮さんは語ります。
スーパーアグリの快進撃にわいた2007年。あの、バルセロナの「初ポイント」。そして、モントリオールでのあの、オーバーテイク。今宮さんはあえて、琢磨の語りからそのシーンを紡ぎました。
そして、悪夢の2008年。撤退。常に私たちファンの目線で今宮さんは取材し、語り部として伝えてくれました。残酷な現実も、醜悪な舞台裏も。
最後の書き下ろし部分では、ホンダのF1撤退劇などをスーパーアグリの撤退と重ね、丁寧に解説しています。そして、佐藤琢磨に対する熱いエールも忘れません。その一文を紹介しますと…
「2009年のF1が佐藤琢磨を必要とするときは間違いなくやってくる。暗い世相を吹き飛ばすため、彼が放つオーラが不可欠になってくる−−琢磨が走らない鈴鹿など、誰が想像できるだろう?」(249ページより)
激しく同意!!!!!
赤牛2号に金で乗ったセバスチャン2号とか、ルノーのピケJrとか、とっとと降りて琢磨にそのシートを譲りやがれ!
なんだか今年のF1は、泥棒ロス茶チームの全損・馬豚が開幕4戦3勝なんていう、訳の分からないことになっていますが、こういうときにこそ、琢磨が必要なんだ! そうはおもわんかね? 赤牛のマテシスさんよ。
さて、話を元に戻して、この本の読後感ですが、やっぱり、一つの思いを新たにせざるを得ません。
それは…
肉揚への殺意です!(爆)
ヤツだけは許せん。亜久里さんの思いを、琢磨の情熱を全部、台無しにしやがった。
おまけにホンダからマシンを泥棒しやがった。
このハエ野郎がF1にのさばる限り、F1に明るい未来はない!
そうは思いませんか? 少なくとも今宮さんの本の行間からは、そんな思いが伝わってきましたよ。ええ。
というわけで、琢磨ファンは絶対に買いましょう(爆)
















第三の時効(横山秀夫著、集英社文庫)











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